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ナムジャイブログ

2015年10月14日

米(コメ)

我々日本人はタイ生活が落ち着いてくると大抵タイ料理に飽きる。

初めは良いのだが、どこかが物足りないのがタイ料理である。
そんな生活をしていて、自炊を始める方も多いだろう。また、駐在員の奥様方などはタイで調達できる食材を元に食事の準備をしたりして、それなりに苦労されていることと思う。

そこで我々日本人がどうしても必要とする「米」について考察をしてみる。

毎日タイ料理を食べていると、「タイ米ってそんなに不味くない」「これが主食でも然程問題ないな」と思う時がある。
ただ、色々と試してみて解ったことはタイ料理として、タイ料理と一緒に食べるタイ米は確かに不味くない。時には美味しいと感じる米もある。
しかし、これを日本食と一緒に食べると正直「不味い」。どうしてかはよく判らないが単純に合わない。自炊に限らず日系の飲食店などでもライスを頼むとタイ米の店があるが、正直合わない。
タイ米はタイ料理と一緒に食べることが必要であり、タイ料理はタイ米と一緒に食べて美味しい味に調理されているのであって、当然のことだ。
逆にタイ料理をおかずに日本米を食べるのも私はあまり好きではない。やはり味が合わない気がする。やはり日本料理は主食である日本米の味にマッチするように味付けが固定されている訳だ。

日本人側からすると昔のコメ不足の時のようにタイ米をどうしたら美味しく食べられるかなどと考えてしまうこともあるが、実はタイ米は不味いコメではないのだからコンセプト自体が間違っている。

色々と実験してみた結果として、我々日本人がタイ米を美味しくないと感じる理由は大きく2つではないだろうか。
まず、香り(臭い)。確かに日本米と比べると香りがある。しかしこれはコメが温かい時だけなのだ。
元々タイ人は炊いたコメを保温しない。そのまま冷ましていく。その理由は多分、保温しておくよりも保存時間が長いのが理由だとは思う。
それを我々日本人の習慣で炊飯器で保温しておくと、臭いがどんどん強くなるのだ。炊飯器で一晩保温してみると、蓋を開けた時にとても食べられる臭いではなくなっている。腐っている臭いではない。タイ米独特の臭いが何十倍かになった臭いだ。
そして、次に炊き方。タイ人はコメの分量も水の分量も曖昧に炊く。日本人のようにコメを何合で炊飯器の目盛を見てきっちり水を入れたりしない。
これを日本米でやると老人向けのゴハンのようになってしまうのだ。逆にタイ米は水の分量をキッチリしなくてもそれなりに美味しく炊けるのかも知れない。

結局は両方のコメに両方の特徴があって、それにあった調理法と副菜があれば美味しく食べられる訳だ。
無理して粘りを出そうとか、臭いを消そうとかするべきものではない。

そして実売価格も我々にとっては許容範囲であるのだから、用途に合わせて利用すればいいのだ。
尚、現場のコメ価格はおおよそ以下のとおりである。
タイ米(5kg):80 - 150 baht
タイ産日本米(5kg):300 - 400 baht
ざっと、日本米の価格は2倍以上ではあるが、我々日本人にとってはかなり安く感じる価格である。

因みに、タイ米と比較するとそれでも価格が高い日本米であるが.......
タイ人はカオイープンを特段喜ぶ訳ではないことも事実である。






Posted by Tokyoman at 18:24│Comments(0)自炊
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